扉の先は異国だった。五感を揺さぶる体験型レストラン「マンション異国」

マンション異国 その他

異様な雰囲気の町、そしてそこに異様な雰囲気の怪しげなマンション…。
料理も飲み物も異国。Japaneseテイストなベトナム料理、アジア、中東。

──あなたは今宵、異国に迷いこむ。

そんな導入にふさわしい、非日常の入口。
今回訪れたのはにくがとうグループが手掛ける紹介制のレストラン「マンション異国」。

飲み放題付きコースを、今回は4名で予約。
席につくとまず感じるのは、“ただの飲食店ではない”という空気感。

パクチーが苦手なメンバーがいることを伝えると、別皿提供を提案してくれる柔軟さ。
このあたりの気配りも、実に心地いい。

にくがとうグループの20〜30店舗以上あるコンテンツの中で、ベトナム料理を軸に展開する異色の存在。特徴的なのは、“最後の味付けは自分で仕上げる”というスタイル。

焼肉を味わえるがとうグループ店「酔飯苑クラッシュ」の記事はこちら

サラダボウル&ハイボールで宴のスタート

食べるというより、体験に近い。
テーブルに置かれたサラダボウル。レタス、キュウリ、大葉、パクチー、ミント。

香りの層が一気に押し寄せる。

そこになますと異国ダレ。
なますはおかわり自由。

そのままつまんでもいいし、バインミーに挟んでもいい。

ひと口食べると、大根とにんじんのほどよい酸味が広がり、さっぱりとした“永遠に食べられるおつまみ”に仕上がっている。

異国ダレはしょうが・にんにく・唐辛子。
しっかり混ざっているか確認してから使うのがポイント。

マンション異国 アイン

料理長はベトナム出身のアインちゃん。
かわいらしい見た目とは裏腹に、にくがとうグループのシェフたちが彼女に料理を学びに来るほどの実力者。

そんな中始まる「モッ、ハイ、バー、ゾー」3・2・1──カンパーイの掛け声。

その掛け声とともに、店全体が一体となって宴が始まる。

1杯目は「異国トロピカルハイボール」。ネプモイという米焼酎ベースで、日本人にはあまり馴染みがないが、ココナッツのような香りがふわりと広がる。

これはぜひ飲んでほしい一杯。

異国たこ焼き

「異国たこ焼き」は、名前はたこ焼きだが中身はエビ。

外カリ、中とろ。グリーンカレーのようなスパイス感に、ミントの清涼感が重なる。
口の中が一気に異国になる。

異国サラダ

「異国サラダ」で使われている食材は、スモークサーモン、かつお、ホタテ。野菜はかいわれ、ミント、アーリーレッド。

まずはそのまま。
ナンプラーの風味が広がる爽やかな一口。

次にえびせんと一緒に。油分とハーブがぶつかり合い、一気に“異国の風”が吹く。
パクチー好きは追いパクチー必須。

異国春巻き

「異国春巻き」は、野菜で巻いて、異国ダレに“じゃぶじゃぶ”。
店員さんの指示に従うだけで完成する美味しさ。

そしてここで二杯目のお酒。
レモングラス香るベトナムウォッカ「ルアモイ」をチョイス。

すっきりしていて、気づけばグラスが空いている。

異国鍋

「異国鍋」の具材にはキクラゲ、マッシュルーム、しいたけ、ヤングコーン、豆腐、オクラ、エビ…。

盛りだくさんで密度が高い。
トムヤムクンベースの出汁が効いていて、その味は完全に“異国にいる感覚”。

締めはレモングラスで炊いたチキンライスでおじやに。
この組み合わせ、完成されている。

異国バインミー

「異国バインミー」は、オリジナルの包み紙に自分で包むスタイル。

「追いパクチーと異国ダレを必ず」。お店の方に言われた通り食べる。
やはり“守破離”。そこから自分好みにカスタマイズ。

なますを足して、完成形へ。

ファティマの手をモチーフにしたロゴもまた、この店らしい。
“ハムサ”と呼ばれるお守りで、邪視を退け、幸運や愛を呼び込む意味があるという。

シントー

「シントー」は、キウイ×アボカドのベトナムスムージー。

クリーミーで、ヨーグルトのような口当たり。
アボカドの青さはほぼ感じない。優しい甘さに救われる。

異国からあげ

「異国からあげ」は、香り豊かなナンプラー漬け。運ばれてきた瞬間、魚醤の香りがダイレクトにくる。

だが食べるとクセは強すぎず、独特の旨味だけが残る。
大葉で包むと一気に爽やかな味わいに。

異国チョップ

「異国チョップ」は、表面は香ばしく、中は柔らかなラムチョップの料理。
噛むほどにラム特有の豊かな旨味がじゅわっと広がる。

ラムを炙るアインちゃんの姿も。

ブンチャー

ベトナム風つけ麺の「ブンチャー」。
プリっとした麺を異国ダレにくぐらせる。

4人でなんと特盛800g。だが、不思議と重くない。

自分でブンチャーをカスタマイズできるのも嬉しいポイント。

揚げバナナ

「揚げバナナ」は、シナモンの香りがふわり。

熱で甘みが引き出され、食後にふさわしいデザート。

ベトナムコーヒー

「ベトナムコーヒー」を飲むときは、下に沈んだミルクをしっかり混ぜる。

苦くて、甘い。でもそのバランスが絶妙。
混ぜるほどに完成される一杯。

ただ食べるだけでは終わらない。

“体験するレストラン”。

ここは確かに、マンションの中にある異国だった。

編集後記

ふと目に入ったスタッフさんのTシャツには、アラビア語で「احترام」。
意味は“敬意”や“リスペクト”だという。そんな話題でひと盛り上がりするのも、この店らしい。

▽お店の基本情報

【店名】マンション異国
【住所】完全非公開
【座席数】4名掛けテーブル3卓12席+カウンター4席
【公式インスタグラム】https://www.instagram.com/mansion_ikoku/

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